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mmpoloの日記 (2019/7/8 21:40:46)
現在データベースには 1131 件のデータが登録されています。
[文学]野坂昭如『文壇』を読む
(2016/3/19 12:26:58)
野坂昭如『文壇』(文藝春秋)を読む。雑誌『文学界』の2001年〜2002年に連載したもの。野坂の「文壇」へのデビューから直木賞を受賞し流行作家になったころまでを書き綴っている。
昭和戯文体とも言われる助詞や句点を省く野坂独自の文章は、本書ではきわめて読みにくい。ほとんど描写がなく名詞それも固有名詞の羅列で進んでいく。これはまるでメモ帳を読まさ
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[自然]春の彼岸頃の花
(2016/3/18 21:13:15)
近所で撮った春の花々・・・ ベランダの鉢植えのスミレ。アザレアの鉢植えにこぼれ種から生えたもの。
ベランダの鉢植えのシロバナタンポポ
ローズマリー。花の後は沢山の種を付け、これまたこぼれ種から実生の若い苗が何本も生えている。これ、どうしようか。
鉢植えのツタも芽が膨らんできた ユキヤナギ ヒメリュウキンカ ユキワリイチゲ チョウセンレンギョ ...
[自然]『ダーウィンの覗き穴』を読む
(2016/3/17 2:08:10)
メノ・スヒルトハウゼン/田沢恭子
訳『ダーウィンの覗き穴』(早川書房)を読む。副題が「性的器官はいかに進化したか」、読売新聞に柴田文隆による書評が掲載されていた(2016年2月28日)。
生殖器に小さなスプーンが付いていて、先客の精子を掻き出してしまうカワトンボのオス。生殖器ではなく、顎を使って精子を送り込むコシボソダニ。相手の腹に針のような
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[ネット]ブログ10周年
(2016/3/15 22:36:00)
この「mmpoloの日記」を始めて昨日で10周年だった。たしか梅田望夫『ウェブ進化論』(ちくま新書)を読み終わった日から始めたのだった。それが2006年3月14日。そして、この10年間で書いた日数が3,400日余、アクセス数が277万近くになった。
初めは月に何回かのペースで書いていた。そして半年ほどたってからほぼ毎日書こうと決めた。(カミさんが言った、あんたはな
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[美術]『ベイリィさんのみゆき画廊』を読む
(2016/3/14 19:13:14)
3月13日に神田の如水会館で「みゆき画廊50周年記念パーティー」が開かれた。そこで参加者に配られたのが牛尾京美著『ベイリィさんのみゆき画廊』(みすず書房)だった。みゆき画廊は1966年3月に現在の場所で開廊された。その第2東芝ビルは加賀谷小太が社長をしていて、ビルの一部を画廊にしようと考えた。娘の加賀谷澄江、通称ベイリィがその責任者になり、彼
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[文学]『スロウ・ハンド』を読む
(2016/3/13 22:37:18)
ミシェル・スラング=編/中谷ハルナ=訳『スロウ・ハンド』(角川書店)を読む。どうしてこれを読む気になったのか、もう分からない。ほぼ20年前に翻訳出版されたもの。Amazonで購入した。編者は女性のための女性の手によるエロチックな小説を集めたという。題名の由来を「編者のことば」で彼女はこう書く。
ここに集めたさまざまな作品を選ぶにあたって、わた ...
[広告]『コンセプトのつくり方』を読んで
(2016/3/12 18:40:09)
山田壮夫『コンセプトのつくり方』(朝日新聞出版)を読む。副題が「たとえば商品開発にも役立つ電通の発想法」とあり、新刊案内にも「電通のクリエイティブ・ディレクターが明かす、実践的クリエイティブ発想法。ロジカル・シンキングにも代わる、新しい思考の方法論を解説する」とある。
広告業界の商品開発の手法を教えてくれていて、なるほどさすが電通と ...
[美術]日本橋高島屋X画廊の重野克明 銅版画展「おしゃれ野郎の告白」を見る
(2016/3/11 14:04:54)
東京日本橋高島屋の6階美術画廊Xで重野克明
銅版画展「おしゃれ野郎の告白」が開かれている(3月21日まで)。重野は1975年千葉市生まれ、2001年に東京芸術大学油画専攻を卒業し、2003年に同大学大学院版画専攻を修了している。2000年に東京銀座の青樺画廊で初個展、以来77ギャラリーや高島屋美術画廊Xなどで個展を繰り返している。
重野の版画はユニークで大変ユー ...
[哲学]『ほんとうの法華経』を読む
(2016/3/10 22:13:14)
橋爪大三郎/植木雅俊『ほんとうの法華経』(ちくま新書)を読む。478ページと新書としては分厚いがその割にはあまり高くない(本体1100円)。昨年の毎日新聞に張競の書評が載って大変ほめていた(2015年11月1日)。
日本の仏教の多くは『法華経』を最高の経典としている。この仏典は宗教にとどまらず、思想や文化にも計り知れない影響を与えた。しかし、長いあ
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[風俗]美人論の試み
(2016/3/9 23:23:15)
知人と世間話をしていた折り、どんな話の流れだったか、ある女性画家について私が美人ですねと言った。その女性画家はたしか中学生の息子がいる。私の言葉を引き取って、相手が、えっ彼女が!
と言って驚いた。知人は私より5歳ほど年上の画家で、以前はタレントプロダクションの社長をしていた人だ。つまり好みはけっこう千差万別なのだ。まずそのことを踏ま
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