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[文学]出久根達郎『万骨伝』を読む (2015/11/9 21:33:36)
出久根達郎『万骨伝』(ちくま文庫)を読む。副題が「饅頭本で読むあの人この人」とある。タイトルの万骨は漢詩の一節「一将功成りて万骨枯る」から採っている。縁の下の力持ちであり、上役の手柄のために犠牲になった部下のことを指す。それらのほとんど無名の人たちの人生を知るために饅頭本を読む。
この「饅頭本」とは、古書業界用語の一つで追悼集のこと ...
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