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[文学]室生犀星『蜜のあわれ/われはうたえどもやぶれかぶれ』を読んで (2015/10/19 12:30:58)
室生犀星『蜜のあわれ/われはうたえどもやぶれかぶれ』(講談社文芸文庫)を読む。ちょっと変わった小説集。標題の2篇の中篇と、短篇「陶古の女人」「火の魚」に、詩「老いたるえびのうた」の全部で5篇が収められている。
「蜜のあわれ」は本書のほぼ半分を占めている。3歳子の金魚と老いた小説家との会話で全編がほぼ成り立っている。登場人物は小説家が昔付
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