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ピカソは、永遠にわからない。 (2024/3/28 15:06:10)
現在データベースには 17 件のデータが登録されています。
エッシャー「上昇と下降」
(2006/11/24 7:07:11)
Ascending and Descending 建物の屋上に回廊がある。 外側を右回りに移動する人たちは、永遠に上昇を繰り返している。
内側を左回りに移動する人たちは、永遠に下降を繰り返している。
死後の世界に存在するかのような不気味な無限回廊のようである。
ここに迷い込んだ人たちは、永遠に歩き続けなければならないようだ。
エッシャーは「ペンローズの階段」をもとに、こ ...
ルネ・マグリット「アルンハイムの地所」
(2006/11/22 16:26:01)
「アルンハイムの地所」は、米国の作家E.A.ポーの同名の短篇小説に触発されて描いたといわれる奇妙な絵。
石の欄干の上に卵を抱く鳥の巣があり、背景には猛禽類のような形をした岩山が広がっている。
同じマグリット作の「千里眼」という絵のように、卵の未来が背景に映し出されているのか。
あるいは卵の持つポテンシャルが岩山に滲み出しているのかもしれない ...
エゴン・シーレ「家族」
(2006/11/20 18:17:29)
家族が濃い、としかいいようがない。 家族は、いつも肉の触れあうほど近くにいて、共に働き、飯を食い、眠る。
家族は、家族の中で産まれ、家族の中で死ぬ。 同じ匂いのする肉体の集まりが家族である。
近頃の家族は薄いような気がするが、この絵に描かれた家族は濃い。 父親のモデルはシーレ自身だといわれる。
母親はシーレの妻のエディット。 ただし、夫婦に ...
エゴン・シーレ「死と乙女」
(2006/11/14 17:14:48)
シーレはまだ画学生だった頃、40代半ばのグスタフ・クリムトと出会う。
クリムトは短い生涯を通じての良き師、あるいは良き友となったという。
「死と乙女」に描かれた女は、クリムトの絵のモデルをしていたヴァリー・ノイツィで、シーレの恋人だった。数年の同居生活が続くが、シーレがのちに妻とするエディットに心を移したため、ヴァリーは身を引き、第一次
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ドミニック・アングル「グランド・オダリスク」
(2006/11/12 15:00:02)
芸術が時代を先取りするのかどうかはわからないが、少なくともある種の芸術家たちは、時代の底の方から吹いてくる風を感じるのに違いない。そうして生まれた芸術が、さらに時代の空気を創っていくのかもしれない。
マリー・アントワネットの時代、享楽的な貴族趣味のロココ様式を否定する、のちに新古典主義と呼ばれる芸術の潮流が生まれたといわれる。
それ ...
フェルメール「画家のアトリエ」
(2006/11/11 5:51:25)
画家に描かれている女性は、ギリシア神話の神クレイオに扮している。
クレイオは9人のミューズ(女神)のひとりで、歴史を司る。
女神は、月桂冠を被り、右手にトランペット、左手に歴史書を抱えている。
「勝利を得、名声を高らかに響かせ、歴史に刻まれる」
小道具たちは、画家が将来手にする栄光の象徴であるといわれる。 フェルメールは宿屋の主人をしなが ...
無意識の滴り?ジャクソン・ポロック
(2006/11/7 5:48:08)
11月2日付のニューヨークタイムズ紙によると、ジャクソン・ポロックの「No.5,1948」という作品が、絵画取引史上最高額となる約1億4000万ドル(約163億8000万円)で売買されたらしい。
ジャクソン・ポロックは、抽象表現主義の代表的な画家といわれる。
その創作手法は、アクション・ペインティングと呼ばれた。 先行するシュルレアリストたちの影響を受けながらも独
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