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[文学]沼田まほかる『猫鳴り』を読む (2017/4/5 9:53:32)
沼田まほかる『猫鳴り』(双葉文庫)を読む。迷い込んだ小さい仔猫を飼い始めて、20年後にその老猫を看取る話だと言ってしまっては大事なことが抜けてしまう。推薦してくれた画家のYさんは、読み終わると自分の生き方に関する考えが変わるよと言った。
全体が3部に分かれている。第1部冒頭で主婦の信枝は自宅の近所で鳴いている仔猫の声に気づく。庭の隅に毛の ...
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