写真展「痕のさき」
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投稿日時 2015/4/14 13:27
MIKAN
投稿数: 1
「遺影にしたい」それがモデルのNAOさんの言葉だった。
人物の写真は潜在的に遺影だと感じている私にとって
その言葉は写真というものに含まれる性格の一部を言い当てていた。
二度と戻らないその時間は常に過去へとながれてゆく。撮影した途端に
写真は過去のものとなる。
過去で出会った人物の記憶。
被写に反射した光をファインダで捉え、音も匂いも剥ぎ取られ
凍結した時間に封じ込める。
それは丁寧に整えられ大事な箱に納めるがごとき作業だ。
窃視者でありながら、共犯的な喜びを感じる。
納められた男女の「情」の記憶。
プリントとなった今、見る側が箱を開け、そこに立ち現れるものをかんじてほしい。
ギャラリー新宿座 期間4/28〜5/3 12:00~20:00
ただし初日と5/1は13:00~21:00
最終日は12:00~17:00まで
https://www.facebook.com/Gshinjukuza?fref=ts
入場料:500円
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平均点:0.00
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- 写真展「痕のさき」 (MIKAN, 2015/4/14 13:27)